ふらり のらり くらり

徒然なるままに

物語を垣間見る

子どもと一緒に歩いていると、おばちゃんに声をかけられることが多い。

私の子は…

今が一番かわいいのよ…

泣いてるのなんか気にしないのよ…

目が離せないわね…

その言葉を言う人たちの目に、いつも、懐かしむようなものを感じる。

きっと今、思い返してわかることもあるんだろうなあ。 あのときは大変だったんだけど…。

その人たちと言葉を交わすたび、私は彼女たちの物語の一部を見させてもらっている気分になるのだ。

過去と今の一部。

今日もありがたく言葉を聞き、物語を見させてもらい、それが私の一部になる。