ふらり のらり くらり

徒然なるままに

雑記

苦手なものは苦手

短い時間ではあるが育児に専念した結果、自分が何者でもないことを実感した。 前々から自覚していたのだが、やはり自分は家事全般が苦手なようだ。 少し前まで覚えていたこと(ごみ捨てしなきゃ、洗剤がないから買い足さないと、等)が、別のことをしている…

物語を垣間見る

子どもと一緒に歩いていると、おばちゃんに声をかけられることが多い。 私の子は… 今が一番かわいいのよ… 泣いてるのなんか気にしないのよ… 目が離せないわね… その言葉を言う人たちの目に、いつも、懐かしむようなものを感じる。 きっと今、思い返してわか…

おいてけぼりの名前

支援センターに出向く。 入る時には、子どもの名前を書いたバッジを子どもにつける。 お母さんたちと、子どもの話で盛り上がる。 お母さんたちはお互いの子どもの名前は呼ぶけど、お母さん自身の名前は呼ばない。知らないからだ。お母さんたちに、バッジはな…

頭のなかの星空

梨木香歩の冬虫夏草を読んでいる。 鈴鹿の記述を目にし想像を巡らせるも、なんだか実際のところを調べたくなってスマートフォンで調べる。 そうか、こんなところか、と思った矢先に気づく。 スマートフォンが出る前は、こんなことしてなかったかも。想像でど…

紡ぐ、行為

夜娘がひどく寝ぐずるので、隣で添い寝して思い出す。 私も夜眠れなくなったとき、母の隣で寝たことがあったな。 不安で眠れないと言ったら、手をつないでいいよ、眠れなかったらどうしようと思うともっと眠れなくなるよ、と言われたな。 こんな小さい赤ちゃ…

ドッヂボール型コミュニケーション

ネットサーフィンしていたらこんな記事に辿り着いた。 「〜〜してくれたらお母さん嬉しいな」←お前の気持ちは関係ない - 世界の果ての育児と家事 私はどちらかというと振り幅がわからなくて、出産後は極端に滅私奉公のように接していたようだ。 夫に調子がお…

西の空は晴れ

今朝は娘が寝ている隙にふきんを煮洗いしていた。 仕事に復帰したら毎日があっという間に過ぎていくんだろう。 朝はなんとかご飯を食べて食べさせて保育園まで送り、電車で通勤して、帰り道は寄り道せずに保育園へ向かい、帰ったらお風呂だ夕飯だ、終わった…

受け取って、また返そう。

昔、対話することで人と分かり合えると思っていた。 あれから時は過ぎ、結婚して子どもも産まれた今、人どうしが分かり合うのなんてできないんだと思うようになった。 終わらない紛争、生まれ続ける憎悪。 やっぱり平和なんて訪れないのかもな。 でもそれで…

what I want to say is ...

1つ夢をみた。 子育てが一段落して、大学の授業に出ている。 手を挙げて質問するけれども、しっくりくる英語の表現ができずにもやもやしている(質問自体はできたようだ)。 今度は教授に指されたので話そうとすると、言葉に詰まってしまった。教授は優しく…

あんこ愛

思えば私が極端なあんこ(もっというとたい焼き、どら焼き、今川焼き、あのあたりの)信者となったのは他でもない、四ツ谷にあるたい焼き屋 わかばのせいである。 小腹が空いてはわかばへ行き、できたてでまだ皮がパリッとしているたい焼きをほおばる瞬間は…

Technology, information, and our idea

久しぶりに携帯電話を忘れて出掛けてしまった。 改めて思うこと、”携帯ってあったら便利だけど、なくても生きていける”。 それ以降、わたしは通勤中の電車のなかで、人々をよく見るようになった。 一番多いのは、携帯電話をいじっている人。 次は、寝ている…

水に浸かって

水のなかを泳いでいた。 泳ぎ続けているうちに身体中がだるいような感覚に襲われた。 息継ぎもいちいち苦しい。 自身の体力の衰えを感じる。 ふと思った。 私は水に抗おうとしていないか? じゃあ、水に抗わないようにしよう。 身体が軽くなり、呼吸も苦しく…

Creativityは枯渇する

幼い頃、私の部屋にはいつもリカちゃん人形があった。 小学校のバザーで買った、お母さんたちが作った美しいドレスを着せるのが好きだった。 ready-made. いつしか私たちの周りは、ready-madeであふれるようになった。 そこに現れた時点で、それは完成してい…